「な」の認識が難しい

 この前原稿用10枚くらいの文章を書く機会があったのですが、途中で文字を文字として認識できなくなった瞬間があったんですよ。そのきっかけになったのが「な」というひらがなで、あいつ一文字のくせに左上、右上、下、っていう三部分に分かれている。しかも、漢字の撃とかみたいに隙間が埋まっているわけでもなく。

 僕は字が汚いほうなので文字の列とか、隙間とか結構ぐちゃぐちゃになってしまうのですがそうなると余計にそのスカスカの三部分をまとめて一文字と認識するのが非常に困難。しかもいったんゲシュタルト崩壊もどきのような状況に陥ると、今まで書いてきたもの全部わけわからなく感じてくる。

 それで文字を文字として認識している自分ってすごくねー、って思ったり、英語とか自分が生きてきた文化とは全く違う国の文字でさえも意味を持って理解できるのって結構異常事態では?と謎の思考に至りました。こうやって文字を書くことも、それを読むことも当たり前だけど結構すごいんだなーと感じた場面でした。(自己満&自己完結)